日本の山林に適した集材装置の開発

チェーン式連続集材装置Kシステムの紹介
 既存のスイングヤーダに替わる新開発の集材装置です。日本の急峻な山林に適し、ワイヤー式と異なり、高度な技能が無くても使用できます。
また、実際の作業事例と開発経過の4本の動画を用意しました。下にスクロールしてご覧ください。

森林は日本独自の資源です
日本の国土面積の約2/3を占めており、その60%が人工林です。その量は年約1億立米増加しています。しかも、私達が苦労して植林した杉・桧に代表される人工林は、現在、樹齢50~60年となり収穫の時期を迎えています。この資源の活用を目指して私達は日本の山林と林業に適した集材装置を開発しました。

(1)最新型(Ver.IV)による集材事例
奥秩父栗尾沢で実際作業に使用しました。傾斜約45度で、スイングヤーダでは対応不可能の現場です。しかし、このような地形の人工林は日本に広く存在します。


Ver.IIIによる集材事例
箱根白銀林道で実際作業に使用しました。傾斜約20~35度の下り斜面で列状間伐現場です。ここでは、集材経験がほとんどない作業者の方々によって集材されました。

(3)開発物語2
利便性の高い油圧式へ発展させました。

(4)開発物語1
手動式でスタートし電動式を開発し、様々な基礎的テストを実施しました。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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