第15期の通常総会は、新型コロナの騒動で外出自粛、会議室閉鎖などのため5月20日にZOOMシステムを使用したTV会議で行いました。当日の参加者は15名でしたが、委任状提出を含め28名の参加者となり、総会成立の定足数18名を超え無事成立しました。初めてのTV会議でしたが事前のリハーサルを実施したこともあり手際良く議事進行が行われ無事終了いたしました。
2019年度事業報告、2019年度決算報告、の議案は満場一致で可決、続けて行われた2020年度の、人事、活動計画、予算の報告では、K-BETSの活動などについて、活発な質疑が行われ、盛り上がりました。
バイオマスを取り巻く世界の状況は、新型コロナウィルス感染拡大の騒動の収束が見えず先行き不透明なところがありますが、パリ協定、SDGs、再生可能エネルギーの拡大などは確実に進むと思われます。日本のバイオマス利用は問題が多く、世界の動きに取り残されています。しかし、大規模発電がFITの対象からはずれたことにより、急増した大規模木質バイオマス発電の見直しが始まり、森林環境贈与税の導入開始で、地域に密着した持続可能な森林の育成・利用が進められるなど新しい動きが出てきています。また、新型コロナウィルス騒動の影響で、在宅勤務の増加や大規模物流の見直しで、地域密着の地産地消に適した小規模な森林・林業の育成や消費者までのサプライチェーンの構築の必要性が叫ばれていますが、課題は山積しています。正にK-BETSが活動が大いに期待される状況にあります。
私たちの活動は14年を超え、Kシステムや竹林関係などの自ら実践してバイオマスの利用・普及を進める活動、毎週のように開催する研究会、勉強会のレベルアップ、HPやメルマガの見直しでの外部への情報発信のレベルアップ、など確実に進めてきましたが、これからもより積極的な活動をしてまいります。
多くのバイオマスのエネルギー利用にご関心のある方の積極的なご参加を是非お願いいたします。
理事長 米谷 栄二
TV会議による第15回通常総会