公開講座「水と環境」第3回(2023年12月9日)プレゼン資料

講座内容
(1)「山田堰と堀川用水物語」
講演者:福岡県朝倉市秋月博物館 学芸員 乙藤 慎(まこと)
山田堰は、江戸時代に干ばつで苦しむ農民たちを救うため筑後川右岸の耕地を水田化するために設けられた井堰です。堰は、水門、導水路、砂利吐き、中舟通し、南舟通しなどが、石張りを用いて構成されています。石張りの斜め堰は日本の伝統的な築堰法ですが、筑後川の屈曲や瀬の形状に合わせ、砂利吐きや舟通しを設けることで、巧に土砂を吐くとともに、用水の安定化を図ったものと考えられます。先人の知恵と技術の結晶であり、朝倉市の輝かしい文化です。山田堰から取られた水は、下流の農地を潤しています。その後、幾度も水害に見舞われますが、現在も当時の形を留めています・・・。
(2)「生き物と人と風景が溶け合う越戸川」
講演者:和光自然環境を守る会 会長 峯 岸 正 雄
当会は25年余にわたり、和光市内を流れる越戸川でゴミ拾い等の美化活動を行う傍ら、様々なイベントの開催を通じて多くの市民、特に子供達が、川ひいては自然に親しみ、学び、また相互に交流する機会を提供し続けています。当会が活動を始めた当時の越戸川は都市化の進展に伴う家庭等からの雑排水の流入増加で所々にヘドロが堆積し、悪臭が漂う当時の典型的な都市河川でした。爾来市内下水道網の整備促進、埼玉県水辺再生100プランに基づく大規模な越戸川の改造、市民の自然環境に関する意識変化等が相俟って、今や越戸川は昔の清流を取り戻し、子供達がアユ等を追う歓声が川面にこだましています。当会は引き続き当会のモットーである
“生き物と人と風景が溶け合う越戸川”の更なる改善に取り組んで参ります。

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