メールマガジン蔵前バイオ通信 第93号(2026年1月15日)をお届けします。今回は主に11月~12月の活動報告、2026年の抱負、計画、および自然エネルギーそして環境情報をご案内いたします。どうぞ、ご利用ください。また、私たちの活動に興味をお持ちの方々の参加を期待しています。ホームページより連絡ください。
*******************目次 ***************************
- 活動トピックス(編集部)
- 技術情報検討会(吉川)
- アルジェ研究会(廣谷)
- 熱エネルギー研究会(進藤)
- 林業システム研究会(篠崎)
- Kシステム開発プロジェクト(米谷)
- 竹林プロジェクト(篠崎)
- ホームページによる情報発信(編集部)
1.活動トピックス(編集部)
1)エコプロ2025(2025年12月8日~10日)に出展 Kシステムをメインテーマに展示を行い、好評を得ることができました。詳細は「エコプロ2025記録」をご覧ください。
2)公開講座第10回開講 2025年11月21日に開催、海の環境をテーマに2件の講座を行いました。プレゼン資料をご覧ください。
3)恒例のバイオマスセミナーの開催(蔵前工業会主催、蔵前バイオエネルギー共催)を準備しています。開催日は2026年2月19日です。総合テーマ:「森林資源循環型社会の形成とバイオマスの役割」として、①酒井秀夫氏 (一社)日本木質バイオマスエネルギー協会会長、東大名誉教授 題目:日本の森林の維持・育成とバイオマス利用の状況と今後の課題、②赤松伯英氏 (株)大林組 技術本部 環境・エネルギーソリューション部長 題目:木材と森林の循環利用に向けての2件の講演を予定しています。ご期待ください。
2.技術情報検討会(吉川)
昨年11月にブラジルで開催されたCOP30について各種報道機関で広く取り上げられています。そこで、これらの報道について検討してみました。トランプ大統領は国連演説で気候変動を否定し、パリ協定からの米国の離脱を宣言しましたが、このような米国の姿勢は国際的な温暖化対策への意欲を少なからず後退させたように考えられます。こうした中で開催されたCOP30では、途上国の災害対策インフラへの資金支援加速が努力目標として掲げられたものの、化石燃料からの脱却や温暖化ガス削減策では踏み込んだ合意に至らず、合意文書は米国も参加しないまま骨抜きの内容にとどまりました。さらに、SNSを通じて温暖化否定論が拡散し、EUでも右翼勢力の台頭で国際的な資金拠出への理解が揺らいでいるようです。このように各国での内向き志向が強まる中、気候危機への国際協調が正念場を迎えています。パリ協定の目標達成は困難視される中で、今後いかにして国際協調を立て直すかが世界の大きな課題だと考えます。
3.アルジェ研究会(廣谷)
1.各国のEV、HV、PHV、FCVの状況、今後の推移を調べて行きます。
2.日本の太陽光の効率推移を調べて行きます。日本は35%の技術を持っているはずです。
3.木材を燃やし発電するとCO2が発生します。このCO2発生の効率調査が必要です。
4.(株)ユ-グレナの調査を行います。
4.熱エネルギー研究会(進藤)
人工知能(AI)の需要増大でデータセンター(DC)市場が急拡大し、DCは莫大な電力を消費するので、今後の電力需給の課題が発生しています。DC事業者が集積する千葉県印西市では、2027年度の電力需要は2017年度の6倍に達すると見込まれています。この電力供給に対応すべく東電パワーグリッドでは船橋市と印西市の変電所を結ぶ約10kmの地中送電設備の新設工事を実施しています。
生成AIの普及による電力需要の急増とカーボンニュートラル目標達成のためには、地域分散化による再エネ電源の活用などを通じて、脱炭素社会の実現が重要となります。北海道苫小牧AIデータセンター(ソフトバンクグループ)では、電力は北海道内で発電された太陽光や風力などの再生可能エネルギーで完全に賄う「地産地消」型として運用する計画をしています。今後のDC増加による送電網を含めた電力供給への課題対応が重要となります。
5.林業システム研究会 (篠崎)
(1)今年も12月中旬、東京ビッグサイトでのエコプロに出展しました。今年の出展テーマは林業機械であるKシステムをメインとしました。展示物を製作したり、資料を作成したりの作業を行いました。今年は展示したモデルをブースに立ち寄ってくれた「みどりの大使」に操作してもらい、彼女の得意な手話で励ましてもらいました。子供たちの他、数人のプロの方々に見てもらい、ディスカッションをして、PRさせてもらいました。
(2)同エコプロでは出展している団体のブースを訪問するのも楽しみです。連携をしている大学、関心のある業界、同様の活動をしているNPO法人などです。また、最近入会した新人会員にも活動内容の具体的説明を実施することができたのも大きな成果でした。
6.Kシステム開発プロジェクト(米谷)
(1) 12月開催のエコプロ展では、プラスチックのチェーン、チェーンに集材木を取り付ける木製の外れ止め付き特殊フック、山越え集材などに有効な新V滑車を使った手動で動くK-システムの模型とモニターでの急斜面の集材状況の動画が好評でした。行政、学校、森林所有者などからKシステムや新V滑車について高評価がありました。
(2) 東京科学大学にあたらしく工学院 機械系に農林業について研究する高橋研究室が発足しました。
また、12月19日に東京科学大学が「国際卓越研究大学」に認定されました。総額10兆円の支援基金の中にスマート農林業関係の研究への支援が含まれています。我々がすでにコンタクトしているロボットの遠藤玄研究室も参加されています。Kシステムや竹林プロジェクトのPRを兼ねて交流を深めて行きます。
(3) Kシステムの開発に多大な貢献をされた生和サポートの生田社長がご逝去されました。今後のKシステムの開発・生産・販売について関係者と検討を行っています。12月には日立建機日本と田町で2回打合せを行いました。課題は多多ありますが関係者とさらに検討を行って前向きに進めて行きます。
7.竹林プロジェクト(篠崎)
(1)日本工業大学学生への竹林整備指導
11月22日(土)に埼玉県久喜市で実施しました。大学からは雨宮教授、伴教授、原事務局長の3人と学生7人(内女性1人)が、竹林の地主である中村家からは一家総出で昼食や休憩時のもてなしがありました。千葉からはNPO法人竹もりの里から鹿嶋理事長と鹿間氏、それと当NPOから篠崎が出向いて指導しました。作業指導はすべて順調に進みました。ポーラス竹炭が500㎏程度製造でき、竹チップが1リューベ程度できました。大学側から大変喜ばれました。その成果はエコプロで展示されました。
(2)当NPOと連携している認定NPO法人いすみ竹炭研究会が「認定」を自主返上しました。その理由は認定維持に多くの時間が割かれ、「地球を守る実作業」が少なくなるからでした。この考え方は会員だけでなく、地元の人たちからも歓迎されているようです。
8.ホームページによる情報発信(編集部)
今回は、吉澤会員による本の紹介その他(サロンの話題)です。
「出雲神話の正体」—封印された古代の深層–2026年1月10日 吉澤有介
「富士山噴火」—その日に備える—月刊 2026年1月5日 吉澤有介
「乱曲考」 2026年1月2日 吉澤有介
「神楽」—神々をもてなす技芸—2025年⒓月20日 吉澤有介
「世界のはじまりの神話学」 2025年⒓月⒓日 吉澤有介
寝ても覚めても「アザラシ救助隊」 2025年⒓月10日 吉澤有介
「鳥たちが彩る日本史」—武将・文人と交わる8種類の鳥-2025年12月3日 吉澤有介
「かぐわしき植物たちの秘密」—香りとヒトの科学–2025年⒓月1日 吉澤有介
「オーラル・ヒストリー入門」 2025年11月28日 吉澤有介
完本「マタギ」—矛盾なき労働と食文化—2025年11月21日 吉澤有介
「アルファベット順の文化史」—図書館の分類法からオリンピックの国別入場まで–2025年11月20日 吉澤有介
「滅亡するかもしれない人類のための倫理学」—長期主義・トランスヒューマン・宇宙進出—2025年11月⒓日 吉澤有介
特定非営利活動法人 蔵前バイオエネルギー(略称 K-BETS)
(https://kuramae-bioenergy.jp/)
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