米国コメ関税ゼロ輸入及び有効活用   アルジェ主張・提言(NO1:2025.7)廣谷 精

「メルマガ」は二か月1度発行している。私は主張・提言等書いていた。それを纏めていた宮地常務理事のご機嫌を悪くした様だ(私はメルマガこそ主張・提言を書くべきと思っている)。そこでメルマガと別に「主張・提言」を書く事とした。
日本がアメリカに自動車を輸出する時、関税2.5%でしたがトランプ氏は25%に一方的に変えた。種々の交渉はあり、一応決まったが追加関税の発言もあり決まらない。トランプ氏は日本がアメリカコメを輸入する時、700%関税を要求している。それは日本の自動車をアメリカに輸出し、それは関税25%に相当すると言う。日本政府つまり農水省の役人は700%の内容を思い付かない。日本は米国コメの10万トン以下(食用として)を購入し、価格は341円/㎏である。その間税を計算すると200%に相当する。米国コメは一般的に、米国で売られているか、その価格は114円/㎏(廣谷計算)と想像する。私がスーパ-で購入したコメ1040円/㎏(秋田こまち)であった。その他「こし光」も有ったが同じ感じである。
米国コメが安いのは現在詳細検討中である。しかし大規模な水耕栽培行っている。日本の農村は小規模で、それぞれ農家が土起こし、植え替えを行い、小規模コメを造っている。それだけ日本人向きのコメを造っている。
現在主食コメの高騰が続いている。2020年から月ごろ少しずつ上がり、2025年100%に上がった。つまり400円/㎏から800円/㎏となったと言う事である。農水省が発表していた2024年のコメ取れ高を示す「作況指数」101%(102%~105%はやや良、98%~95%はやや不良)は平年で価格は変動ないはずであった。結果として高騰で、庶民にとって食べにくい状況になり、国会で問題になりマスコミが大騒ぎした。コメの価格高騰は卸事業・問屋、中間事業(精米、袋詰め等)のブラックス・ボックスに原因がある。その状況で自動車関税の対策出せる状況ではない。
「日本人は米国コメを食べない。怪しからん。」とトランプ氏の発言があった。米国でコメは114円/㎏で売られていると推定するが日本の関税ゼロにすればス-パ-で200円/㎏売られることになる。どんな味なのか分らない。安価であれば食べる人が居るはずだ。日本人向きの味のコメ800円/㎏とし、2段構えで実施する。自動車関税下げるには有効と思う。農家の問題が残るが。「完」

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