先日の大坂北部地震では大きな被害が出ました。さらにその直後に台風7号が襲来して、各地に豪雨をもたらしています。とくに滋賀県には竜巻まで発生して、強烈な印象がありました。
被災された方々には深くお見舞いを申し上げます。そこで今回は、「竜巻のふしぎ」—地上最強の気象現象を探る—森田正光・森さやか共著、共立出版2014年8月刊をご紹介します。
竜巻についての本は意外にすくなく、1973年に、同じ共立出版から出た「たつまき・上」だけだそうです。著者はシカゴ大学の藤田哲也教授でした。藤田博士は、もし気象学にノーベル賞があったら、間違いなく受賞していた世界の第一人者でした。本書ではその生い立ちを記しています。ご一読いただければ幸いです。