車載太陽電池は実用化するか

”世界のバイオマス関連セレクション”車載太陽電池は実用化するか
Does Car-Mounted Solar Make Sense?

MIT Technology Review July 14, 2008

http://www.technologyreview.com/Energy/21073/

プリウス仕様のソーラールーフキットはすでに数社が発売している。またエネルギー省の再生可能エネルギー研究所 (NREL) も電源接続ができるように改造したプリウスを使った車の実験を行っている。中間報告では、固定の太陽電池アレーから充電するタイプのプラグインハイブリッドは効率もよく、経済的である。車載の太陽電池は前からあり、90年代初期にマツダが扇風機用の電源を取るために、オプションとしてガラスのサンルーフを取り付けた高級セダンを発売したことがある。しかしこれまでのほとんどの車載用ソーラーシステムは数千ドルもする割には、発電量は100W以下で燃費が数%よくなる程度だった。しかしカリフォルニア大デイビス校のプラグインハイブリッドの先駆者で、同校関係者が設立したEfficient DrivetrainsのCTOでもあるAndrew Frankは、数kWの発電能力の高い市場性のある技術。これはプラグインのプリウスに追加のリチウムイオンバッテリーを使うより、僅かによい程度である。主任技術者の Tony Markelによると、NRELの改造プリウスをフルに充電すると、最初の50マイルに1ガロンで標準のプリウスの2倍以上の100マイル走行できる6kWhを得ることができた。別の言い方をすれば、夜の充電で昼間の50マイルの通常運転ができる。

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