G8気候変動宣言と若干の注釈

”世界のバイオマス関連セレクション”G8気候変動宣言と若干の注釈
The (Annotated) Climate Declaration from the Industrial Powers

New York Times July8, 2008

http://dotearth.blogs.nytimes.com/2008/07/08/the-annotated-climate-declaration-from-the-industrial-powers/

洞爺湖で開かれたサミットで、G8首脳は世界の温室効果ガス排出量を、2050年までに最低でも半減する拘束力のない目標を設定した。(ただし基準年は特定されていない)。発表された「環境と気候に関する宣言」には、来年のCOP15の話し合いの前提となることが多分に意識されている。今回各国首脳には、日本を離れる前にしなければならないことがもうひとつある。ブッシュ政権の段取りによるG8首脳とヨーロッパ会議ならびに中国とインドを中心とする発展途上国 (Plus 5) 首脳との会議で、ここで ”50 by 2050” の目標が論議される。
Plus 5がごく近い将来に二酸化炭素などの温室効果ガスの大口排出国になることが明らかなだけに、この会議には重要な意味がある。専門家の計算では、先進国が二酸化炭素の排出をゼロにしても、2070年には温室効果ガスの大気中濃度は、科学者が危険領域と考える450ppmになり、何もしなかったら2040年にはその状態になる。本記事には洞爺湖サミットに対するAndrew Revkin記者の注釈がコメントされている。

カテゴリー: 2009年以前の記事 パーマリンク