ブッシュ、メルケル噛みあわず

”世界のバイオマス関連セレクション”節約が最善の環境保全対策
Bush, German leader meet on G – 8 challenges

New York Times July 8, 2008

http://www.nytimes.com/aponline/world/AP-Bush-G-8.html?_r=1&scp=4&sq=summit+toyako&st=nyt&oref=slogin/

火曜日の最大議題は気候変動であった。メルケルはG-8のなかで排出の大幅削減を最も強く主張している一人である。去年ドイツで開かれたサミットでは、メルケルは2050年までに排出を半減する目標でブッシュの合意を得たが、具体的な数値目標の設定までにはいたらなかった。
ブッシュは現在もなお、中国とインドを排出削減計画の中に組み込みことを強く主張している。しかし各国はブッシュの主張には反対で、ヨーロッパ委員会のバロッソ議長のG-8内部で合意することが最優先という発言によって、ブッシュの孤立がいっそう強まった。バロッソはお前が先にやらねばこちらは何もしないという姿勢は、悪循環の始まりであると批判している。アメリカ、日本、ロシア、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、カナダの8カ国は火曜日、この議題を真剣に取り上げた。水曜日には中国とインドなど、G-8メンバー国でない8カ国のリーダーも招いて、より広範な合意を探って協議する。G-8の首脳はブッシュの任期切れが近いことを意識しており、ブッシュをプッシュするよりも後継者により強く合意を求めることが考えられる。

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