”世界のバイオマス関連セレクション”燃料源として見通し明るい海水藻
Algae From The Ocean May Offer A Sustainable Energy Source Of The Future ScienceDaily June 28, 2008
http://www.sciencedaily.com/releases/2008/06/080626145543.htm/
カンサス州立大学で、バイオ燃料の原料として有望な、油含有量の高い海水藻の大規模栽培と工業化を試みている。国立科学財団からの$98,560の調査研究資金による研究で、テーマは海水藻の栽培とそれを使ったバイオ燃料の製造法である。藻は単純な生物体で種類が多く、水中や水辺で生息する。種類によっては油の含有量が高く、バイオジーゼルのような燃料に加工することができるものがある。バイオ燃料の原料としては多くの種類の植物がすでに使われたり検討されたりしているが、ほかの植物と違って藻には農地や新鮮な水が必要ないなどの、環境を侵さない特徴がある。研究は2段階で行われる。第1段階では選択された藻を、模擬の海水環境中の固体担体上で成長させて、担体との適応性を調べ海水中で生育させる。こうして生育させた藻のバイオマス生産性と油の含有量を測定する。次の段階で、第1段階で選定された特性の高い藻を担体材料を変えて生育させ、特性のよい単体を選出する。担体材料としては天然の有機物、合成有機物、合成無機物がある。評価は第1段階と同じパラメータを使って行う。
燃料源として見通し明るい海水藻
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