グリーン発電への挑戦

”世界のバイオマス関連セレクション”グリーン発電への挑戦
A Green Coal Baron?
New York Times June 22, 2008
http://www.nytimes.com/2008/06/22/magazine/22Rogers-t.html?_r=1&ref=science&oref=slogin/

年間1億トンの二酸化炭素を排出し、国内3位の温室効果ガス排出企業のDuke EnergyのCEOであるJim Rogersは排出規制の先頭に立っている。最近数年間は議会に対して、企業の負担増になる排出の上限を定める法律作りを働きかけてきた。2050年までに排出を70%減らすことを目標にしたキャップアンドトレード法案(Lieberman-Warner法案)は先般否決されたが、新大統領就任後に再提出される。ほかにも同様の法案が6件提出されており、いずれは上限が法的に定められる。
似たような前例である80年代末の酸性雨対策では、キャップアンドトレードで高い成果をあげた。酸性雨の次に二酸化炭素対策をするのが、どれだけ難しいか想像もつかないが、Rogersの説明では2030年には二酸化炭素の排出量をいまの半分にすることができるそうである。これが実現できれば、2050年までに排出を70%減らすことを求めるLieberman-Warner法にも、ほかのどんな規制にも対応できることだろう。

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