地球温暖化による米国の気候変動予測

”世界のバイオマス関連セレクション”地球温暖化による米国の気候変動予測
Expect More Droughts, Heavy Downpours, Excessive Heat, And Intense Hurricanes Due To Global Warming, NOAA
ScienceDaily June 20, 2008
http://www.sciencedaily.com/releases/2008/06/080619175522.htm/

U.S. Climate Change Science Program とGlobal Change Research小委員会が、アメリカ各地の気象、気候変動に関する初の評価報告書を公表した。世界を対象にした同様の報告は、かつてIPCCが行っているが、地域をアメリカに限定した報告は今回が初めてである。報告書は最近50年の地球温暖化は、主として人間活動による温室効果ガスの増加によるものであると指摘している。この期間に多くの種類の異常気象と気候イベントの変化が起きており、太平洋、大西洋岸とも、冬の嵐による風と波はこれまで以上に強くなる。今世紀末までも下に特記するような状態が続くことが予想される。
・熱波を伴う異常高温が昼夜とも普通になり、低温の夜は減る。
・海氷の広がりが小さくなり、北極海では下記の海氷が観測されなくなることもある。
・平均的な降水は、頻度は減るが一回の降水量が増える。
・干ばつの頻度が増え、地域によっては激しい干ばつがある。
・ハリケーンに伴う降雨量と風の強度が強くなる。
報告書Weather and Climate Extremes in a Changing Climate (CCSP 3.3) はオンラインで入手できる。

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