”世界のバイオマス関連セレクション”石油不足に関するブッシュ大統領の新提案
Oil Crunch Trumping Climate Concerns? New York Times June 18, 2008
http://dotearth.blogs.nytimes.com/2008/06/18/oil-crunch-trumping-climate-concerns/
ローズガーデン 6月18日東部夏時間10時30分に行われたエネルギーに関する大統領演説では車の燃費標準の引き上げと、社会の石油依存度を下げるための技術開発の促進についても簡単に触れた。しかし演説の重点は燃料の消費を減らすことよりも、海底油田の開発、オイルシェール (oil shale、油頁岩) の利用、北極圏野生生物保護区における掘削、精製能力を強化する等以下の4つだった。
1)連邦大陸棚 (outer continental shelf, OCS) の開発。専門家の試算では、OCS には現状の約10年間分に相当する180億バレルの埋蔵量がある。
2)大きな可能性を秘めたオイルシェールへの取り組み。全量使い果たすとすると、現在想定される石油輸入量の100年分以上を賄うことができる。
3)北極圏野生生物保護区 (Arctic National Wildlife Refuge, ANWR) の探査を認可すること
4)国内の石油精製能力の強化
New York Timesの 記事には、大統領演説に対する読者からの賛否両論の意見が掲載されている。
石油不足に関するブッシュ大統領の新提案
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