Biofuels Digest
January 21, 2010
Great Plains doubling camelina acreage in 2010 as
aviation biofuels darling gains traction
航空機燃料の原料として、カメリナが注目されている。
11月にはKLMが乗客を乗せた飛行機のエンジン1基にカメリナベースの燃料を
使った試験飛行をした。
空軍もFA-17戦闘機に使うことと前提に地上テストを行った。
原料栽培と燃料供給をする企業グループは二つある。
栽培面積は急速に増えている。
助成金がなくても$70の原油と競合できることが狙いである。
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今回のカメリナを原料とした航空機用燃料の技術情報と現状は、バ
イオ燃料の広がりを予測させると同時に、またまた、食料との競合
問題を引き起こす懸念を、呼び起こしました。
レポートには、
・カメリナの栽培適地は小麦栽培の適地が目安になる。
・カメリナは、南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストリラ リアでも栽培できる。
・小麦の連作農家が、小麦・カメリナ・小麦の輪作にすると、土壌 の栄養にもよい。
・原油の価格が70ドル/ガロンを超える状況において、採算性が取 れるレベルが
目標価格。
以上の内容が関心を呼びました。
これに従えば、原油価格の高騰が予想されると、小麦農家の多くがカメリア栽培を
採り入れて、その分の小麦の栽培、生産量が減る傾向になる。
それを見越した投機資金が、また、小麦市場に流れて、価格の高騰を引き起こす。
2008年に引き起こされた、原油と小麦価格の乱高下の再来を招きかねない。
[アメリカ政府 ― 小麦農家 ― 投機資金]
この組み合わせは、トウモロコシエタノールの騒動と同じパター
ンになるのではないかと、懸念を引き起こします。
渡邊 雅樹