インドネシア政府に森林保護への動き

”世界のバイオマス関連セレクション”インドネシア政府に森林保護への動き
Indonesian Officials Unveil a Deal to Protect Forests

New York Times October 10, 2008
http://www.nytimes.com/2008/10/10/world/asia/10forest.html?ref=science

バルセロナで開催されている World Conservation Congressでインドネシア代表は、スマトラ島の全10地方の長官が地球温暖化対策の一助として、危機に当面している森林の保全協定に合意する決定をしたことを明らかにした。スマトラの森林が伐採または焼却されると、地下の土壌が露出して泥炭が酸化、分解するときに二酸化炭素が発生する。環境学の専門家によると、スマトラの泥炭層は深く貯蔵量も多いので、森林破壊を防止すると温室効果ガスの削減に大きな効果がある。インドネシアのHermien Roosita環境担当副大臣は、次のステップとして全島にまたがる森林保護プランを作成する計画であると語った。しかしそれが計画通りに実施される可能性は低そうである。インドネシア森林省の保護地域担当責任者Noor Hidayatによると、協定を成功裏に実施するには、解決すべき困難な問題が数多くある。インドネシアの協定参加を支援したWWFの理解するところでは、各地域の長官と中央省庁は「島の生態機能と住民の経済開発のバランスを保つために、マトラ島の生態系を守り維持することを約束した」と言うことである。

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