大容量蓄電のためのブレークスルー

”世界のバイオマス関連セレクション”大容量蓄電のためのブレークスルー
Breakthrough In Energy Storage: New Carbon Material Shows Promise Of Storing Large Quantities Of Renewable Electrical Energy

ScienceDaily September 17,2008
http://www.sciencedaily.com/releases/2008/09/080916143910.htm

テキサス大学オースチン校で、1原子の厚さの炭素をベースにしたウルトラ蓄電器用の材料が開発された。この超薄型構造はグラフィーン(graphene、炭素の形状をさす) と呼ばれる。これは太陽発電、風力発電などの再生可能エネルギーの本格化のきっかけになり得る技術である。機械工学の教授で物理化学者でもあるRod Ruoffの説明によると、この構造だと電荷はグラフィーンに迅速に蓄えられ放出されて、電流すなわち電力となる。全く新規の構造の炭素を使ったこの技術で、最終的に蓄電容量は現在の2倍にできると予想しており、これからは実験室的にこの予想の確認を行う計画である。

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