炭酸ガスを貯留する森の役割

”世界のバイオマス関連セレクション”炭酸ガスを貯留する森の役割
Scientists Point To Forests For Carbon Storage Solutions

ScienceDaily September 15, 2008
http://www.sciencedaily.com/releases/2008/09/080908185330.htm/

森のもつ二酸化炭素の貯留能力が世界で評価されることを期待して、貯留量を測定している科学者がいる。森林の土地が転用される動きの中で、彼らは気候変動の緩衝、空気と水の浄化、土地の肥沃化など、森のもつ役割を強く主張する。政治家に森の価値を分からせるには、大気中の炭酸ガスの貯留効果を数値的に示すのがいちばんよい。オハイオ州立大学のPeter Curtis教授は、レクレーションの場や紙の原料のほかにも、森にはカーボンオフセットの経済効果があることを説明すれば市民の共感も得やすいという。Curtisらは五大湖地方北部の森林の炭酸ガス貯留能力を数値的に説明した報告書を、最新のBioScienceで公表した。土地利用の歴史、気候パターン、植林の回転と二酸化炭素貯留の動向なども詳しく説明されている。計算では中西部の森だけで近隣住民が輩出する二酸化炭素のほぼ3分の2が相殺され、管理がよければ貯留能力を維持もしくは増加できる。

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