風力発電と送電網はセットで考えるべき

”世界のバイオマス関連セレクション”風力発電と送電網はセットで考えるべき
If You Love Wind by Andrew C. Revkin

New York Times August 27, 2008
http://dotearth.blogs.nytimes.com/2008/08/27/if-you-love-wind/?scp=5&sq=forest%20industry%20renewable%20energy&st=cse

風力発電に前向きなテキサス州では、50億ドルで新たな送電網を設置する。しかし電力需要が多く人口密度の高い地域では、こんな大型の投資ができる状況にはない。ニューヨーク州タグヒルでは、強い風が善く吹くのに送電線が渋滞しているために、3億2千万ドルもかけた風力発電機群を止めなければならない事態がしばしば起きている。農村地帯でも、風力発電そのものに対する反対が高まっている。しかし風力発電に限らず、天然ガスから電話線まで、エネルギーの伝送には昔から反対はつき物である。それでも石炭と言う便利な燃料からの解放を真剣に考えるなら、やらなければならないことがたくさんある。今週開かれる、プラグインハイブリッドの普及を目的にした Plug in America はその対応のひとつで、これとは別に多くの新エネルギー推進派が合同で、全国推進大会を開くことになっている。おそらくここでは、送電問題から自動車燃料の供給まで、広い範囲にわたる活発な議論がされるだろう。

カテゴリー: 2009年以前の記事 パーマリンク