森林破壊が続くかぎり気候変動はとまらない

”世界のバイオマス関連セレクション”森林破壊が続くかぎり気候変動はとまらない
We can’t stop climate change in a deforesting world

Guardian August 26, 2008
http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2008/aug/26/forests.climatechange

森と泥炭地は気候変動との戦いにユニークな役割がある。森と泥炭地は生きていれば二酸化炭素を隔離するが、死んだらそれまで蓄えていた二酸化炭素が空気中に出てしまう。この二つの生息環境の死滅によって排出される二酸化炭素は、乗用車、トラック、汽車、飛行機が排出する量を上回り、アメリカと中国が排出する量にほぼ等しい。政治家は、この重要な事実に目をつむりがちである。生活態度を変え、ガスの排出を減らし、エネルギー効率を改善し、再生可能エネルギーと低カーボン技術の開発投資を増やして温暖化ガスの排出を減らすことはきわめて重大なことである。しかしこれだけのことをしても、森と泥炭地の破壊が続くかぎり気候変動をとめることはできない。

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