植物性たんぱく質とバイオ燃料

”世界のバイオマス関連セレクション”植物性たんぱく質とバイオ燃料
Discovery Of Plant Protein Holds Promise For Biofuel Production

ScienceDaily August 20, 2008
http://www.sciencedaily.com/releases/2008/08/080815170633.htm

葉緑素生成に必要な新しい植物性たんぱく質が、ミシガン州立大学 (MSU) で特定された。バイオ燃料専用の原料植物の開発に光明となるかもしれない。葉緑体は植物細胞のなかの特殊な成分で、光合成の過程で太陽光、二酸化炭素と水を使って、植物が生育するときの「燃料」となる酸素と糖に変換する。新たに発見されたたんぱく質は、trigalactosyldiacylglycerol 4、略してTGD4と呼ばれるもので、光合成過程の解明に有力な手がかりとなる。生物化学と分子生物学のChristoph Benning教授によると、これまでは光合成のメカニズムは解明されていなかったが、光合成に直接影響するたんぱく質が発見されたことで、植物の茎や葉などのバイオマスと油がどのように作られるかがわかってくるだろうということである。

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