”世界のバイオマス関連セレクション”まだ続くセルローズとの戦い
Battling Cellulose: Insights into biomass could improve biofuel production
MIT Technology Review September/October 2008
http://www.technologyreview.com/printer_friendly_article.aspx?id=21241&channel=energy§ion=
カーボンニュートラルで、持続性のあるエネルギーの作り方を開発することは、社会の要請である。何千年の昔からトウモロコシの実は高レベルの澱粉を、やサトウキビの茎は高レベルのサッカロースを蓄えている。いまのところ、これらの単純ながら価値のある糖、澱粉、油などは伝統的な方法でバイオ燃料に転換され、残った複雑な化学物質は農業廃棄物として大量に棄てられている。バイオマスのエネルギーは、太陽の力を借りて二酸化炭素と水から炭化水素を作る光合成によって生まれる。したがってバイオ燃料の生産量は、バイオマスに含まれる炭素または二酸化炭素当量をいかに効率よく使うかで決まる。植物中の炭素のほとんどはリグノセルローズとして蓄積されるが、これはふつう作物残渣として棄てられる。セルローズ、ヘミセルローズ、リグニンポリマーからなるリグノセルローズは植物の構成要素だから、これを分解するのは難しい。
まだ続くセルローズとの戦い
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