オバマ候補とクリーンな石炭

”世界のバイオマス関連セレクション”オバマ候補とクリーンな石炭
The enduring allure of ‘Clean Coal

New York Times August 29, 2008
http://dotearth.blogs.nytimes.com/2008/08/29/the-enduring-allure-of-clean-coal/?scp=2&sq=corn%20ethanol&st=cse

昨夜のオバマ候補の受諾演説には、「クリーンな石炭」のビジョンが色濃く含まれていた。来週のマケイン候補の演説にも、これを訴えないことはないだろう。二酸化炭素を地中に追い込めば、豊富な石炭を使っても気候は変動しないと言う考え方は、産業界も含めて根強くある。民主党大会にクリーンな石炭のテーマを持ち込んだ団体American Coalition for Clean Coal Electricityは、来週の共和党大会にも圧力をかけると思う。環境団体はすでにこれを最新のプロパガンダとして新たな攻撃目標に設定した。IPCCも2005年には、高いコストを知りながらガス捕捉技術に執心していた。いまはいちばん強気の計画でも、年間100万トンの温暖化ガスを処理するのが精一杯である。石炭燃焼による排出量に多少ともインパクトを与えようとするなら、年間10億トンは減らさなければならないだろう。

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