藻: バイオ燃料源としての将来性

”世界のバイオマス関連セレクション”藻: バイオ燃料源としての将来性
Algae: Biofuel Of The Future?

ScienceDaily August 19, 2008
http://www.sciencedaily.com/releases/2008/08/080818184434.htm

藻は光合成によって二酸化炭素と太陽光をエネルギーに変える小さな生物工場である。その変換効率はきわめて高く、自重の2倍にもなるエネルギーを1日に数回も生産する。藻は光合成工程の一部として油を生成する。その生産効率を単位耕地面積で比較すると、トウモロコシやスイッチグラスより15倍以上も高い。藻は淡水でも海水でも、さらには下水の中や農作に適しない畑でも繁殖する。しかも、少なくとも理論的には二酸化炭素や排水処理場に含まれる有機物を投与すると、藻の繁殖はさらに活発になる。
これらを合わせると、藻はいろいろな問題を解決しながら、バイオ燃料の原料にもなるという優れものである。公共・環境技術が専門のLisa Colosiバージニア大学教授は、藻が与えるこの二つの恵みの仕組みを、これから証明する考えである。Colosiは上の肩書きとは別に、エネルギーの共同開発を目的とした3万ドルの寄金で発足した、大学の学際チームの一員でもある。研究チームはこの寄金を基に、藻の生産能力を最大限に引き出すための、二酸化炭素と有機物の投与条件などを詳しく解明してゆく。

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