ガス化技術によるエタノール生成法

”世界のバイオマス関連セレクション”ガス化技術によるエタノール生成法
Turning Waste Material Into Ethanol
ScienceDaily August 14, 2008
http://www.sciencedaily.com/releases/2008/08/080813164640.htm

ガス化技術とナノスケールの多孔質触媒を組み合わせると、蒸留の際に生ずる副産物の残渣、農業廃棄物、草、木材パルプ、家畜の糞尿、都市ごみなどを原料として使えるようになる。ガス化とは炭素を含む原料を高温、高圧下で合成ガスにする操作である。合成ガスは一酸化炭素と容量で86%以上を占める水素との混合物で、ほかに少量の二酸化炭素とメタンが含まれている。ガス化技術の基本は電灯が発明されるまで使っていた、ガス灯用の燃料を石炭から抽出するのと同じである。ガス化技術には、醗酵技術に比べて加熱、発電、化学品の合成、燃料など、用途が多い利点がある。