巨大木は森と生態系のバックボーン

New York Times GI May 5, 2012

Safeguarding Mammoth Trees, Champs of the Ecosystem

http://green.blogs.nytimes.com/

巨大老木は森の構造的、生態的な中心である。動植物に生育環境を与え、大量のCO2を保存している。
ヨセミテ公園では全体の1%しかない巨木が、バイオマス量の半分を占めている。
ワシントン州立大チームが大規模な巨木調査中で、見過ごされてきた巨木の役割の解明と、将来の対策の資料として成果が期待されている。

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巨木についての記事を興味深く拝見しました。
New York Timesからでしたのでなおさらです。
巨木については、日本では昔から注連縄をかけ、神木として崇拝してきました。
縄文杉、立山杉、羽黒山の爺杉などがそうして保存されています。森の生態系の中心であることを、土地の人々がごく自然に感じていたのです。
欧米などの一神教では、巨木に無関心というか特別の価値を認めてこなかったということでしょう。
しかし彼らにもキリスト教以前の原始宗教の名残りはあるようで、カソリック教会のゴシック建築様式は、巨木の森を象徴しているといいます。

地球環境問題や生態系の重要性については、日本人の自然感覚で世界をリードしたいものです。
さきにご紹介した森林生態学者の四手井先生などはその先駆でした。コメントを寄せた識者にも教えてあげたいところです。
日本からもどんどん発信してゆきましょう。

 吉澤有介

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