バラク・オバマのエネルギー演説

”世界のバイオマス関連セレクション”バラク・オバマのエネルギー演説
The Obama Energy Speech
New York Times August 5, 2008
http://dotearth.blogs.nytimes.com/2008/08/05/the-obama-energy-speech-annotated/

アル・ゴア元副大統領は最近の演説で、アメリカが2018年までに石炭離れをすることを提唱した。8月4日バラク・オバマ上院議員はほぼ同じ期限内に、中東とベネズエラからの石油離れすることを提案した。選挙運動中にガソリン高騰とこの冬の暖房費の負担増に関する選挙民の圧力の高まりを感じたオバマ氏は、無公害エネルギー技術開発に対する大規模な投資と刺激政策を含む総合エネルギー政策の一部という条件で、原油の海洋掘削を容認するようスタンスを変更した。また環境団体の反対が激しい、アラスカの北極圏野生生物保護区外での掘削も認めるよう政策を変更した。これまでのオバマ氏の政策の焦点は、石油消費と二酸化炭素の排出を大幅に削減する新技術の開発を、広範かつ持続的に行うことだった。しかし議会のハードル、技術ギャップ、100年間に培われた交通とエネルギーのシステムの現実の中で、この政策を実行することは困難な仕事である。それでもオバマ氏は実現可能であると考えている。