「緑の募金交付金」を頂いた「間伐を促進するチェーン式集材システム」の体験会第2回目を飯能市原市場の市有林にて西川広域森林組合と共催、飯能市の後援で11月29日に行いました。
今回はこれまでデモ用に使用していたプロトタイプ機に変えてより実機に近い牽引馬力を上げた駆動装置で行いました。約30度の斜面で木材を連続して引き下ろす作業とそれをボートウィンチを使って土場に積み上げる状況を見てもらいました。
引き下ろす作業は速度も上がり順調でしたがチェーンに引っかける新しい金具の取付け・取外しに時間がかかる問題点がありました。ワンタッチで操作できる金具の改良が必要です。
また下げ荷の実演だったため急な斜面を通過する際に荷がスリップして下の滑車の前にチェーンが貯まることがありガイドから外れてしまう問題もありました。これらの問題点の解消が望まれます。下部に届いた木材はボートウィンチで横に引き出してチェーンソウで定寸にカット、土場に積み上げました。林道の狭い空間でもこのような作業ができる事がこのシステムの特徴です。
飯能市内、国土緑化推進機構、製紙連合会関係者など小学生まで含めて広い地域から39名の方々に参加して頂きました。協力いただいた飯能市の森の番人8人や私ども13人などを加えますと60人以上が狭い空間で体験会を実施したことになります。たまたますぐ横でヘリコプターによる集材現場とかち合い、高コストの集材方法と低コストの集材方法の両方が見られる体験会となりました。
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この作業現場の動画を紹介します。ヘリコプター集材の騒音で説明が聞き取れない場面もありますがご了承ください。
「Kシステム 飯能市有林 K-BETS ‘12.11.29」
https://www.youtube.com/watch?v=aRPMMpBW-3I
「チェーンを使った集材体験会 飯能市有林 2012.11.29」
https://www.youtube.com/watch?v=y5OhmL54-VE
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