ロンドンの住宅街の散歩で見かけた玄関先の花 2014年5月5日荒川 英敏

  ロンドン便り その32

 今日はこちらに来て以来、日中の気温が18℃と一番暖かかったので、滞在先の近くを住宅街を散歩して来ました。それぞれの住宅の玄関先や前庭にいろんな花が咲いていたので、思わずシャッターを切りました。
その時の写真をご覧ください。

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   こちらの住宅はFrontYardと呼ばれる小振りの前庭と、道路側から見えないBackGardenと言われている大きな庭が住宅の後ろ側にあるのが一般的です。日本では住宅は南向きが好まれる様ですが、こちらでは道路に沿って住宅が整然と並んでいるので、道路の曲がり具合によって、南向きもあれば北向き、西向き東向きと万別です。しかし、道路が広いこと、建物の高さが制限されていこと、Back Gardenが広いこと等が相まって、どの住宅も一日のうちで必ず日が当る時間があります。つまり、公平に日が当るように都市化が進んだビクトリア時代の都市計画の段階から考えられている様には、散歩の都度に感心させられます。
日本にはきっと都市計画の専門家がいないのか、いても忙しくてとても住宅街の街並みの計画なんかにかまっていられないのか・・・。
このままでは日本は、100年経っても英国並みの街並みに、追いつかないのではと心配になります。(了)

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