関東で最も遅い紅葉のスポットという評判になっている場所が亀山湖とこの養老渓谷である。
最後のモミジを見たくて久しぶりに訪ねました。
この季節大勢のツアー客がバスで押しかけてくる。それをチャンスとばかりに地元で採
れる農産物の売り場があちこちにできる。
お祭り気分で、おじいさん、おばあさんの出番である。
ユズの実、自然薯、焼き芋やお餅などを並べて商売に熱がはいる。
養老川上流の回廊を歩く。
この一帯は海底が隆起してできたため砂岩でできている。
そのため風雨の浸食が激しく谷は急角度の斜面になっている。色々な名前を付けられた滝が数箇所にあって紅葉に色を添えている。
もう何年も経過したのか石にはコケが生えてすっかりなじんだ風景になっている。
このように整備された歩道が無いと川筋を歩くことはできないが、傾斜もなく歩き易いので年配のツアー客がたくさん歩いていた。
中には杖を使っている人もいた。
川の流れは穏やかで、たくさんの落ち葉を運んで流れている。
周囲の景色や青い空を水面に反射して絵を描いたように見える。
ある場所で水面がこのような白い泡で覆われていた。
その近くに説明版があり「地下から温泉が湧き出していてその成分で白くなっている」と書
いてあった。何の成分か不明であるが化学反応による変化である。
ちなみにこの辺の温泉はヨードを含んでいるので黒っぽい色を呈している。
左上はこの辺で一番大きい粟又の滝です。落差は余り無いが水量が豊富なので迫力がある。この滝と幻の滝の間に遊歩道が作られていて40~50分のウォーキングが楽しめます。
ただし出入り口は急な階段になっているので注意が必要です。
この周辺を歩いていると自然が豊かでビックリします。
ある家の屋根の上で2匹の猿が日向ぼっこをしていました。
ほかの動物たちもたくさんいるようで作物の被害も相当なものと推定されます。
記 福島 巖