市原市民の森は養老川の上流にある面積100ha余りの森林に囲まれた自然豊かな憩いのスペースです。
電車ではJR
管理人に話を聞くと管理が市役所から民営化されて地元の人たちが中心になってやっている。いかに来客に満足してもらえるか工夫をこらし様々な企画を実行しているとのこと。
入り口の所に製材所と間違えるばかりの木材処理の仮設小屋があり数人の人が働いていた。公園内とその周辺の間伐をやって山の管理作業をしているという事です。材木の集材は全部人力作業であるそうだ。伐採した木の用途は園内の道路の補修やベンチの制作。今年は国体があったので注文を受けて木製ベンチをたくさん作ったとのこと。
熊や鳥を彫った作品が売店で売っていた。以前は受付の場所には担当者がいるだけだったが今は売店が開いていた。
地元で採れる旬のものが並ぶ。きのこ、ぎんなん、自然薯、等々。
そこで作った枝豆を決められた袋に一杯にして500円というコーナーもある。
木彫りの作品の奥に見える火は「石焼き芋」用のストーブである。
ハイキングから帰ってくるまでに注文したものが焼きあがっている仕組みである。
この横には薪で湯を沸かして足湯が楽しめる小屋も設置されている。
この尾根道からやや下がった所で間伐作業が行われて、すっきりした空間が確保されていた。
荷物のように結束しても周囲の草木に引っかかって落ちないためで林地残材をどう処理するか検討課題である。
この辺の丘陵地帯の山は低いが無数の尾根が走っていて木が密集している。
自然に恵まれて植物は生長続けているがその恩恵を受け取る工夫が不足している。クリスマスが近づいたのでイルミネーションの準備が進められていた。都会地に比べて恵まれた自然環境を生かした様々な企画を実施して高齢化社会の社交の場として生かして欲しいと感じました。
記 福島 巖