福島原発事故で発生したセシウムには2種類の134と137があります。元素の性質や挙動は同じものの半減期が違い汚染という観点からはかなり違ったものです。しかしセシウムというとセシウム137ばかりが問題視されている理由が分かりません。
今回の福島の汚染状況ではCs(セシウム)134もCs137もほぼ1:1の割合で存在しています。しかし134は半減期は2年、137は30年と違っていてCs134は半減期が短い分その人体に対する影響、強度は約2.7倍も強い訳です。
添付資料でも明らかのようになんら対策を打たなくてもCs134は今年中にはその影響力が半減してしまう。また摂取する食物からの影響も程度が軽くなるはずです。
このような事実が何故話題に上がらないか不思議ですし政府の担当機関からの発信もありません。
学習院大学田崎晴明先生の解析によるとセシウムの強さは発生時に比べて
2012年3月 78%
2013年3月 62%
2014年3月 51%
2016年3月 37%
2021年3月 23%
2041年3月 14%
2061年3月 9%
と減少することになっています。
3年目には約半分に減少してしまう訳でCs137単体の挙動とは大きく異なり短い期間で半減することが明確になっています。
より詳細な情報についてはhttp://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/ 参照下さい。