稲わらの資源量 2014年3月13日 乙部 博

(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構の報告書によると稲わらの資源量はアジア諸国全域に豊富に賦存し、農村部における生活用燃料を除いては大部分がエネルギー関係に利用されていない。
刈り取られた稲わらの長さは平均
4050cm、重さは3.7 トン/ha で、重量比で籾殻の2/3 程度である。
一方、稲わらの利活用については、約46%の農家が牛の餌に利用、約29%の農家は稲わらを農地へ放置している。

稲の生産量は、中国の185 百万トン/年、インドの129 百万トン/年、インドネシアの54百万トン/年、ベトナムの36 百万トン/年、タイの27 百万トン/年、ミャンマーの25 百万トン/年の順となっている。
一方、国土の単位面積当たりの稲の収量を見ると、ベトナムの110 トン/km2・年、タイの53 トン/km2・年、フィリピンの50 トン/km2・年、インドの39 トン/km2・年、ミャンマーの36 トン/km2・年の順となっている。

上手く利用できる社会的システムが出来、メタノールにする安価な技術が確立されれば利用価値は量的には大いにありそうですね。

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