ガシファイヤー燃焼炉の見学 2012.3.9 本多 信一

間伐材のエネルギー活用事例報告                                                                                          

先日栃木県の温泉旅館を訪問して間伐材のエネルギーを活用している状況を見学しましたのでその概要を報告します。 

使用バイオマスボイラー(商品名ガシファイアー)

特色は次の2点

第1点は丸太のまま取り扱いができることです。チップやペレットに加工する必要はありません。太径の丸太でもよく、長さは1.2mまで投入できます。また多少水分を含んでいても燃焼には問題ない利点があります。

 第2点目は高温燃焼ボイラーです。二次燃焼炉では燃焼温度は約1000度とのことです。青い炎で燃焼していました。完全燃焼で煙突の排煙は無色でした。
高温燃焼のため残灰も少なく清掃は1週間に1度でよいとのことです。

  熱効率の推定

燃焼温度 T11000+273=1273K 排出温度 T2270+273=543K
 熱効率 η=(T1-T2)/T1730/12730.57      理論効率は57%

実際は炉のヒートロスにより57%以下になります。

 以下に写真とメーカーの資料で詳細説明します。
      gasifyer.pdf

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