間伐材のエネルギー活用事例報告
先日栃木県の温泉旅館を訪問して間伐材のエネルギーを活用している状況を見学しましたのでその概要を報告します。
使用バイオマスボイラー(商品名ガシファイアー)
特色は次の2点
第1点は丸太のまま取り扱いができることです。チップやペレットに加工する必要はありません。太径の丸太でもよく、長さは1.2mまで投入できます。また多少水分を含んでいても燃焼には問題ない利点があります。
第2点目は高温燃焼ボイラーです。二次燃焼炉では燃焼温度は約1000度とのことです。青い炎で燃焼していました。完全燃焼で煙突の排煙は無色でした。
高温燃焼のため残灰も少なく清掃は1週間に1度でよいとのことです。
熱効率の推定
燃焼温度 T1=1000℃+273℃=1273K 排出温度 T2=270℃+273℃=543K
熱効率 η=(T1-T2)/T1=730/1273=0.57 理論効率は57%
実際は炉のヒートロスにより57%以下になります。
以下に写真とメーカーの資料で詳細説明します。
gasifyer.pdf